2023年1月10日 徳島市民間提案制度による提案募集について
最終更新日:2023年2月17日
日時:令和5年1月10日(火曜日)午前10時30分から
場所:徳島市役所8階 庁議室
年頭あいさつ
会見項目
1 徳島市民間提案制度による提案募集について
記者会見資料
徳島市民間提案制度による提案募集について(PDF形式:188KB)
徳島市民間提案制度対象事業一覧(令和4年度)(PDF形式:325KB)
会見の様子
動画配信(手話付き)は、ユーチューブ徳島市公式チャンネル(外部サイト)
注記:この動画は、記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。
年頭あいさつ
市政記者の皆さま、明けましておめでとうございます。
会見項目の説明に先立ちまして、私から少し述べさせていただきます。
まず、新型コロナウイルス感染症ですが、昨年11月ごろから始まった第8波につきましては、未だ高い水準を保っています。年末年始に多くの人々が帰省や旅行などで移動し、今後、感染者のさらなる増加も危惧されますので、本市におきましても気を緩めることなく、引き続き緊張感を持って対応してまいります。
また、昨年から続いている物価高に対しましても、12月議会で認められた補正予算の効果的な活用をはじめ、市民生活や事業活動を支えるための取組を機動的に行ってまいります。
さて、昨年の市政においては、ポストコロナを見据えた動きを加速させ、持続可能な市政運営に向けた歩みを進めてまいりました。今年はそうした動きをさらに発展させつつ、目に見える成果を実感していただける1年にしてまいりたいと考えています。
まず、中心市街地におきましては、アミコビルが今春のグランドオープンを予定しているほか、徳島文化芸術ホールの整備や新町西地区におけるまちづくりなど、計画に位置付けた主要プロジェクトが次々と進んでまいります。コロナ禍で多くの事業者が厳しい経営環境に置かれる中、数多くの飲食店や宿泊施設などが立地する中心市街地では、特に厳しい状況が長らく続いておりました。ようやく動き始めた活性化の動きを確かなものとし、市民の皆さんに街が変わっていく姿を実感していただけるよう、今後も国や県、そして民間事業者の皆さんと連携して、わくわくを実感できるまちづくりに取り組んでまいります。
次に、今年の阿波おどりにつきまして、まだ夏場の感染状況が見通せる訳ではありませんが、昨年に引き続き、安心かつ安全に、屋内外での開催ができるよう、実行委員会において準備を進めていただけることを私としても期待しております。特に、2年後には大阪・関西万博が開催されることとなっており、日本の魅力を世界に発信する大きなチャンスが訪れます。国においても万博の機会を捉え、様々な取組が計画されているようでございますので、本市もその波に乗り遅れることがないよう、徳島が世界に誇る伝統芸能阿波おどりを中心としつつ、本市の魅力発信や経済活性化につなげてまいります。
次に、SDGsの実現に向けた取組です。SDGsは2030年までに世界各国が達成すべき目標ですが、2015年9月に国連総会でSDGsが採択されてから、今年でちょうど折り返し地点を迎えています。2015年から2019年までの間、世界全体のSDGs達成度は上昇を続けていました。しかしながら2019年以降は、新型コロナウイルス感染症の流行やロシアによるウクライナ侵攻などの影響を受け、進捗が停滞している状況にあります。本市がSDGs未来都市に選定され2年目となる今年は、ダイバーシティとパートナーシップを軸とした取組をさらに進め、地方都市の立場からSDGs達成に貢献してまいりたいと考えています。
早いもので、私の市長任期も今年4年目を迎えます。就任してからさまざまな困難に直面することもありましたが、街を元気にしたい、市民が誇れる徳島市にしたいという強い思いを持って取り組んでまいりました。今年はうさぎ年ですので、まさに徳島市が未来へ飛躍していけるよう、市政の重要課題の解決に向けた取組をさらに前進させ、市民の皆さんとお約束したことを着実に実施し、成果を実感していただける一年にしたいと思います。
市政記者の皆さまにおかれましては、徳島市の施策に関する情報提供や取材協力を行ってまいりますので、今後とも、市政情報の発信に格別のご理解とご協力をいただきますようどうぞよろしくお願いいたします。
会見項目説明
1 徳島市民間提案制度による提案募集について
徳島市では、SDGs実現に向けた公民連携プラットフォームに基づき、民間事業者との連携を強化してまいりました。これを、さらに進化させるため、新たに徳島市民間提案制度を創設し、民間事業者から行政サービスの質の向上や業務の効率化、市の財政負担の軽減や新たな歳入確保につながる提案を募集いたします。本市では、この制度によって、行財政経営の視点に立ち、民間事業者と地域課題を共有しながら、それぞれにとって価値がある取組を進めてまいります。
それでは、お手元の資料をご覧ください。
まず、この制度の特徴についてです。(1)にありますように、事業の企画・立案段階から提案を募集するもので、事業の企画・立案段階から民間事業者が持つアイデアやノウハウを最大限活用した事業提案を募集します。次に、(2)市との協議が整えば、随意契約を締結します。提案について、本市と協議が整った場合は、提案者を相手方として随意契約を行い、事業化するものです。ただし、協議が整わない場合及び予算議案が議会で承認されない場合など、提案内容の実現が困難となった場合は、契約の締結は行いません。(3)民間事業者のアイデア・ノウハウを保護としまして、民間事業者が安心して提案できるよう、提案内容のうち企業秘密に関わる事項など、事業活動に影響を及ぼす可能性のある事項は、他社に模倣されないよう非公表とします。
次に、提案を受け付ける事業についてです。部門1・公有財産の利活用に関する事業、部門2・公有財産の利活用を除く全般的な行政サービスに関する事業の2つの部門に分け、対象事業リストについての提案を受け付けます。対象事業リストは公有財産の利活用に関する提案など5テーマとしております。詳細については、資料の別紙に掲載していますので、のちほどご覧ください。なお、提案に際しては、本市の新たな財政負担又は維持管理費の増加を伴わないことを原則とします。また、単に自社製品等の斡旋や既存事業を安価に受託しようとする提案などは受付できません。
受付期間につきましては、事前相談と質問は、本日1月10日(火曜日)から2月10日(金曜日)まで、簡易提案書の受付は、2月13日(月曜日)から2月24日(金曜日)までです。なお、事前相談・質問は提案者の任意です。
申込みは、簡易提案書など所定の提出書類一式を作成し、SDGs推進室に郵送または直接持参してください。
質疑応答
1 会見項目
(1)徳島市民間提案制度による提案募集について
(徳島新聞社)
この民間提案制度は来年度以降も続けていく予定ですか。
(市長)
その予定です。
(徳島新聞社)
年間でどれくらいの事業を民間提案制度で行っていく考えですか。
(SDGs推進室長)
具体的な数はありません。今回は庁内に募集したところ5件あったということです。毎年度、庁内に募集していきたいと考えています。
(共同通信社)
徳島市は財政負担をしないことを原則としていますが、民間事業者にとって、どのようなメリットがあると考えていますか。
(市長)
市役所本庁舎の余剰スペースを活用した新たな収益モデルの創出であれば、例えば、民間事業者は市役所前広場などでのイベント開催やPRなどを徳島市と連携して行うことなどが考えられます。
とくしま動物園の魅力向上、遊休地活用策であれば、民間事業者の力を活用し、徳島市と一緒にイベントの開催などができればいいなという思いで、今回募集することにしました。
(共同通信社)
他都市で民間提案制度の例はありますか。
(SDGs推進室長)
数は把握していませんが、全国的には導入している自治体はあります。確認はできていませんが、徳島県内ではおそらく事例はないと思います。
(読売新聞社)
今回、対象事業に5つ選ばれていますが、この5つを選んだ理由を教えてください。
No.1の公有財産の利活用に関する提案で、低未利用財産とありますが、具体的にどういったものか教えてください。
(SDGs推進室長)
先ほど申し上げましたが、対象事業は庁内で募集して、各課から出てきたものです。
(財産管理活用課)
低未利用財産とは、これまで売却に向けた公募を行いましたが、応募がなく、現在、十分活用されていない土地や市営住宅の残地などです。
(読売新聞社)
この制度に応募がなかった場合、どのようになりますか。
(SDGs推進室長)
応募がなかった場合、実施しないということです。
(市長)
民間事業者から応募がなければ、自分たちで考えて、できることを行います。
(共同通信社)
審査会の審査員はどういう人ですか。
(SDGs推進室長)
審査会は、行財政改革、財務、公民連携に関する識見を有する人及び徳島市職員から市長が委嘱して組織します。現在、人選を進めているところです。
(NHK)
協定を締結した場合、今年度から事業を実施するのですか。
(SDGs推進室長)
採否決定が3月下旬、詳細協議が4月以降を予定しているので、予算化が必要ない事業(既決予算で対応が可能な事業)は協議が整い次第開始します。予算化が必要な事業(新たな予算措置が必要な事業)は令和6年度からになります。
2 その他項目
(1) 徳島県知事選について
(徳島新聞社)
後藤田正純元衆議院議員が徳島県知事選への立候補を表明しました。その中で、新ホール整備及び新駅を白紙にして見直しするという考えを示されました。中心市街地の活性化に取り組む内藤市長にとって、かなり関心の高いところだと思いますが、市長としての見解をお聞かせください。
(市長)
後藤田さんは自身の考えを述べられたものだと考えていますので、現時点でのコメントは差し控えたいと思います。
引き続き、徳島市の取り組みを粛々と進めていきたいと思います。
(2) 今年の抱負について
(NHK)
今年の抱負をもう一度お願いします。
(市長)
先ほども申し上げましたが、今年は市長就任4年目の年ですが、これまでコロナ禍で、できたこと、できなかったことがあります。また、ロシアによるウクライナ侵攻などにより、経済環境が激変したことで、アミコビルの進捗などにも影響が出ています。そういった中でも、昨年は子育て世代や低所得者への支援など市民生活を守ることに注力してきた1年だったと思います。
今年は、中心市街地の再生、活性化として、アミコビルの再生や新町西地区の新たなまちづくりを着実に前進させていきたいと思っています。阿波おどりに関しては、2025年の万博は国内外にPRできる絶好の機会だととらえていますので、国や県と連携しながら、徳島市の魅力を存分にPRしていきたいと考えています。
(NHK)
今年、重点的に取り組むことは、中心市街地活性化、阿波おどり、SDGsですか。
(市長)
そうです。
注記:質疑応答は内容を要約しております。
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