2022年7月11日 保育施設での医療的ケア児の受入れについて ほか
最終更新日:2022年8月16日
日時:令和4年7月11日(月曜日)午前10時30分から
場所:徳島市役所8階 庁議室
会見項目
1 保育施設での医療的ケア児の受入れについて
2 ダイバーシティとくしま連の参加者募集について
記者会見資料
保育施設での医療的ケア児の受入れについて(PDF形式:151KB)
ダイバーシティとくしま連の参加者募集について(PDF形式:154KB)
ダイバーシティとくしま連参加者募集チラシ(PDF形式:1,590KB)
会見の様子
動画配信は、ユーチューブ徳島市公式チャンネル (外部サイト)
動画配信(手話付き)は、ユーチューブ徳島市公式チャンネル(外部サイト)
注記:この動画は、記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。
会見項目説明
1 保育施設での医療的ケア児の受入れについて
医療技術の進歩に伴い全国的に医療的ケア児が増加するなか、医療的ケア児とその家族が適切な支援を受けられるようにすることが重要な課題となっております。
令和3年9月には、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が施行され、保育所等の利用に対して、適切な支援が受けられるよう措置することと明記されたことを受け、徳島市内の認可保育施設において、日常生活等に支援が必要とされる医療的ケア児の受入れを、令和4年10月より開始することといたしました。
受入れ可能施設は、めだか保育園、助任なかよし認定こども園、田宮シーズ認定こども園、沖浜シーズ認定こども園、みのり認定こども園、認定こども園めだかのこころ、勝占認定こども園、北井上認定こども園の計8施設としております。
次に、受入れ対象年齢は、3歳以上とし、医療的ケアの内容としては、訪問看護ステーションから派遣される看護師によって、1日のうち概ね2回程度以内の巡回訪問対応できるもので、インスリン注射、導尿、経管栄養等を想定しています。ただし、児童の症状や入所希望施設の状況により、受入れできない場合もあります。
徳島市では、医療的ケア児の受入れを開始することで、医療的ケア児の健やかな成長を図るとともに、その家族の離職の防止や安心して子どもを生み、育てることができる社会の実現に寄与していきたいと考えております。
2 ダイバーシティとくしま連の参加者募集について
徳島の阿波おどりは、皆さんご存じのとおり、国内外から多くの観光客が訪れ、ぞめきのリズムが街中に響き渡り、阿波おどり期間中、街全体が踊り一色となります。
また、阿波おどりは、観光客、踊り手、市民の皆さん全てを笑顔にし、誰もが阿波おどりを通じて一体になれる、つながれることが阿波おどり最大の魅力で、まさにダイバーシティの象徴であると私は考えております。
この度、その魅力を広く国内外に発信し、阿波おどりのファンをさらに増やしていくことを目的に、3年ぶりに屋外で開催される2022阿波おどりにおいて、多様な人が集まり、おそろいの浴衣や法被を着て、本場徳島の演舞場を有名連と一緒に、本格的な連として踊り込むダイバーシティとくしま連を実施いたします。
本日から、その参加者を国内外から広く募集をいたします。
募集概要でございますが、実施日は阿波おどり期間中の8月14日、15日の2日間で、募集人数は14日、15日とも男踊り、女踊り、子ども踊りそれぞれ20名程度となっております。
参加を希望される方は、7月27日までに所定の申込書に必要事項を記入し、徳島市にぎわい交流課に申し込む形となります。なお、申込多数の場合は抽選となります。
私たちと一緒にこの暑い夏の笑顔がはじける阿波おどりをぜひ体験してみませんか。多くの方からのご応募をお待ちしております。
質疑応答
1 会見項目
(1) 保育施設での医療的ケア児の受入れについて
(四国放送)
初めに、医療的ケア児の受入れについてですが、徳島市内に集団保育が可能な医療的ケア児の受入れ対象者数は、推計で何人ぐらいでしょうか。
(子ども政策課長)
対象者数は、把握できていません。ただ、現時点において受入れ可能な施設につきましては、8施設で、各施設の受入れ上限人数を2人としていますので、最大16人の受入れが可能と考えています。
(四国放送)
施設に派遣される看護師の人数は何人ぐらいになるのでしょうか。
(子ども政策課長)
施設に入所するお子さんが、現在、利用している訪問看護ステーションを引き続き、利用することを想定していますので、一ヵ所の訪問看護ステーションと何人派遣という契約をするものではありません。
(読売新聞社)
施設に入所する医療的ケア児が現在利用している訪問看護ステーションから巡回することについては、許可が必要になりますか。
(子ども施設課長)
医療的ケアのための巡回については、本市と訪問看護ステーションが契約します。
(2) ダイバーシティとくしま連の参加者募集について
(徳島新聞社)
ダイバーシティとくしま連は、従来のにわか連という認識でよろしいか。
(市長)
従来の水都とくしま連は、観光客への着地型観光をコンセプトとしていましたが、ダイバーシティとくしま連は、ダイバーシティ(多様性)をコンセプトに国内外から広く参加者を募集します。多様な人がお揃いの浴衣を着て、有名連と一緒に阿波おどりを体験することで、阿波おどりの多様性を感じてもらい、国内外に広くPRしてくれることを期待しています。
(徳島新聞社)
国外へのPRは、どのような方法を考えていますか。
(市長)
国内外からの参加者が、SNSなどさまざまな形で情報発信することで、国外だけでなく、全国にも広くPRできればと考えています。
(徳島新聞社)
踊りの指導を担当する有名連は、決まっていますか。
(経済部長)
これから調整したいと考えています。
(徳島新聞社)
踊り込む演舞場は、2ケ所の有料演舞場ですか。
(経済部長)
実行委員会と調整して決めたいと思います。
(徳島新聞社)
2ケ所の演舞場が有料演舞場か無料演舞場かは、今後の実行委員会との協議で決まるということでよろしいか。
(経済部長)
はい。
その他の項目
(1) 阿波おどりについて
(徳島新聞社)
今、急激に新型コロナウイルスの感染が拡大し、第7波という状況になり、今後の動向が不安視されていますが、今夏の阿波おどりについて、現時点での市長のお考えをお願いします。
(市長)
首都圏を中心に再び感染者が増えてきています。徳島市でも2週間前は2、30人だったものが、最近は50人くらいに増えてきています。行政として、第7波への警戒や感染症対策の徹底を国や県と連携しながら行っていく必要があると考えています。
阿波おどりの開催についても、観光客や踊り子など、参加する全員の安心・安全を最優先に、今後の感染状況も注視しながら、引き続き実行委員会の一員として、しっかりとサポートしていきたいと考えています。
(毎日新聞社)
現在、実施されている県民割が終了と同時に、政府は全国旅行支援を考えているようですが、新型コロナウイルスの感染拡大により、延期する可能性が高くなっています。それは政府による人流を抑制するというメッセージのように思いますが、阿波おどり期間が延期の対象となると、阿波おどりを見に来る予定の観光客や県外からの阿波おどり連などが徳島に来づらい状況になりそうですが、市長は阿波おどりについて、開催の判断をどのようにお考えでしょうか。
(市長)
全国旅行支援を延期する方向で調整に入ったことは報道で承知しています。
しかしながら、社会経済活動の回復は、感染防止対策と並行して実施すべき事項であると考えていますので、今後も国や県の動向を注視していきます。
そういった中で、日本を代表するお祭りである「阿波おどり」に対して、様々なところから期待の声が寄せられています。どのような方法で、安心・安全な阿波おどりが開催できるのかを行政としてもしっかりと考えていかなければなりません。ただ、最終的な判断は、阿波おどり実行委員会がすることなので、私も実行委員会の一員としてしっかりサポートしていきたいと思います。
(2) 安倍元総理大臣の襲撃事件について
(四国放送)
安倍晋三元総理大臣が演説中に凶弾に倒れた事件について、市長はどのように受け止められましたか。
(市長)
安倍晋三元総理が、参院選の候補者の応援演説中に銃撃され命を落とされたことに対し、心から哀悼の意を表したいと思います。憲政史上、通算で最も長い8年8ヵ月にわたり、国政の舵取りをされた方で、経済再生をはじめ、地方創生などに尽力された総理と考えています。まだまだこれからも国のために手腕を発揮し、活躍を期待していたので、このたびの急逝は非常に残念に思います。法治国家の日本において、このような暴力で人命を奪うことは断じて許されるものではないと強く思いますし、憤りを禁じ得ない気持ちです。
(四国放送)
市長は、安倍元総理にお会いしたことはありますか。
(市長)
対面でお会いしたことはありません。
(3) 全国の新型コロナウイルス感染者の増加について
(四国放送)
最近の新型コロナウイルスの感染者数の状況から、第7波に入ったのではと言われていますが、そのことについてどのようにお考えでしょうか。
(市長)
ここ数日で、感染者数は増えてきておりますので、警戒が必要と考えています。高齢者施設や児童利用施設でクラスターが相次いでいますので、基本的な感染防止対策の徹底を市民の皆さまにお願いしてまいりたいと考えています。
(4) 徳島東工業高校跡地の利用について
(徳島新聞社)
徳島東工業高校跡地の利用については、何か進捗はありますか。
(市長)
徳島県知事の記者会見で、県有地が分散しているので、市有地との交換等による整形が必要との発言があったことは承知しておりますが、具体的な話はないので、本市としましては、引き続き情報収集に努めたいと思います。
(5) 広域ごみ処理施設について
(四国放送)
広域ごみ処理施設について、6市町が集まる会議の予定はありますか。また、新たにすることがあれば教えていただきたい。
(市長)
6市町の担当者会議は7月1日に開催したところですが、首長が集まる連絡会議の開催は未定です。まずは、担当者間で協議を進めています。
注記:質疑応答は内容を要約しております。
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