萌葱糸威二枚胴具足 唐冠形兜付(もえぎいとおどし にまいどう ぐそく とうかんなりかぶと つき)
最終更新日:2019年6月25日
一領
5代藩主蜂須賀綱矩嫡子吉武所用
胴前高34.0 cm 胸廻93.5
江戸時代中期
徳島藩第5代藩主である蜂須賀
張懸黒漆塗の兜は、中国明朝の廷臣が用いた冠を模す「
蜂須賀吉武は綱矩の次男で、夭折した兄にかわり嫡子となる。将軍・徳川綱吉の御前で元服して一字を拝領し、次期藩主として期待されていたが、享保10年(1725)に34歳の若さで病没した。和歌の才能に秀で、その死後には遺歌集『木葉集』が編まれている。
『鐡華繚乱―ものゝふの美』,2019,p56.75(画像は別図録)
この情報はお役に立ちましたか?
お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。