長宗我部元親書状(ちょうそかべ もとちか しょじょう)
最終更新日:2019年5月29日
四国出兵の後、長宗我部元親から蜂須賀正勝に送られた書状。文中において元親は、秀吉の赦免が得られたことについて、正勝の取りなしによるものと丁重な謝辞を述べる。また、秀次から使者があったことについても触れられ、この書状の伝達役も秀次家臣の白江定成となっているため、秀次に対しても正勝による口利きがあったことがうかがい知れる。そして元親は、今後においてより一層の「指南」を、正勝に望んでいるのである。四国に覇を唱えた大名が平身低頭して懇願するほどに、「秀吉の片腕」としての正勝の影響力は絶大なものがあったのだろう。
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