リチウムイオン電池からの火災に注意
最終更新日:2024年10月15日
様々な電気製品に用いられるリチウムイオン電池ですが、近年はモバイルバッテリーの普及等により、身近な存在となっています。これに伴い、リチウムイオン電池に起因する火災が増加傾向にあります。徳島市内におけるリチウムイオン電池に起因する火災は、令和元年以降毎年発生し、令和元年から令和5年の5年間に10件発生しています。
今後も火災件数が増加するおそれがありますので、注意を呼び掛けています。
火災発生状況
1 リコール対象製品を使用していた。
2 充電中に何らかの原因で、リチウムイオン電池の内部から出火した。
3 内部が膨張し、変形していたが使用を続けた。
4 就寝中など、長時間充電を継続していた。
5 長期間使用していない時期があった。
6 電気製品(リチウムイオン電池を含む。)を廃棄するために不燃ごみとして出した。
7 リチウムイオン電池から出火して全焼火災に発展した。
火災を防ぐポイント
1 購入する際は、電気製品が安全性を満たしていることを示す「PSEマーク」
が付いている製品にしましょう。
(スマートフォンやノートパソコンなど対象外の商品もあります。)
2 各機器を購入した時に附属されている充電器はメーカー指定のものを使用し
ましょう。
3 膨張・異音・異臭等の異常が生じたものを使用するのはやめましょう。
4 充電が最後までできない、使用時間が短くなった、充電中に熱くなるなどの異常があった際には使用を
やめて、メーカーや販売店に相談しましょう。
5 使用している製品がリコール対象製品になっていないか確認しましょう。
6 使わなくなった小型充電式電池は、事業団体が回収するリサイクルへ出しましょう。
7 ごみの回収方法をよく確認し、可燃ごみや不燃ごみなどに混ぜて廃棄するのは、絶対にやめましょう。
火災を未然に防ぐために
全国的にもリチウムイオン電池に起因する電気製品の火災が多く発生している傾向にあります。なかには、スマートフォンや電子たばこなどの携行品からの出火事例もあり、火災が発生すると危険と隣り合わせとなります。火災を未然に防ぐために、「火災を防ぐポイント」を参考に正しい取り扱いに努めてください。
焼損した電気機器(リチウムイオン電池内蔵)
リコール情報
リコールとは、何らかの欠陥、不具合、事故の発生などにより安全上の問題が生じる可能性がある製品、消費者が製品を安全に使用するための予防措置が必要な製品などで、事業者が回収、修理などを行うものをいいます。消費者への注意喚起等を含め、経済産業省、消費者庁、独立行政法人製品評価技術基盤機構のホームページからリコール情報が閲覧できますので、ご自身が使用している製品がリコール対象製品になっていないか確認しましょう。
経済産業省(製品完全ガイド)(外部サイト)
消費者庁(リコール情報サイト)(外部サイト)
独立行政法人製品評価技術基盤機構(社告、リコール)(外部サイト)
意外と身近に、危険物
一般財団法人全国危険物安全協会が、危険物を含有しているリチウムイオン電池搭載製品の火災・事故事例や気を付けるポイントが記載されたリーフレットを作成しています。
「意外と身近に、危険物」一般社団法人全国危険物安全協会(PDF形式:3,372KB)
ごみの出し方に注意してください
リチウムイオン電池のごみの出し方については自治体により異なります。
詳しくは下記のページをご参照ください。
環境政策課「≪火災多発!≫リチウムイオン電池の出し方に注意」
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
この情報はお役に立ちましたか?
お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。