高齢者の火災予防対策について
最終更新日:2022年6月7日
火災による死者数は、平成22年以降おおむね減少傾向にあり、全国における令和2年中の火災による死者は1,326人となっています。
また、建物火災のうち住宅(一般住宅、共同住宅及び併用住宅)火災における死者(放火自殺者等を除く)は、899人で、そのうち、645人(71.7%)が65歳以上の高齢者でした。
徳島市では、令和2年に発生した住宅火災は34件で、高齢者の死者はありませんでした。
今後、高齢化の一層の進展に伴い、住宅火災による死者が増加することが予想されることから、日頃から火災を起こさないように次の事項に注意しましょう。
1 たばこ
(1) 寝たばこやたばこの投げ捨てはしない。
(2) 灰皿には水を入れるとともに、たまった吸いがらはこまめに捨てる。
(3) 吸いがらは、火が消えていることを確認し専用の容器に捨てる。
(4) 布団に火種が落ちたときは、布団全体を水に浸して消火する。
(再び燃えだすこともあるため気をつける。)
2 ストーブ
(1) 周囲に燃えやすいものやスプレー缶等を置かない、洗濯物を干さない。
(2) ストーブをカーテンや家具に近づけない。
(3) 給油は、必ずストーブの火を消してから行う。
(4) 部屋を離れるときは、ストーブを消す。
(5) 点火時に灯油がこぼれていないか、チェックする。
3 こんろ
(1) 調理中にキッチンを離れるときは、必ず火を消す。
(2) こんろは壁から離して置く。
(3) こんろのまわりはいつも整理整頓しておく。
(4) 袖口の広い衣服に注意する。
4 電気
(1) 電気のコードをカーペットや家具等の下敷きにしない。
(2) たこ足配線をしない。
(3) コンセントまわりにほこりをためない。
(4) 使わない器具はコンセントから抜く。
5 ローソク・灯明
(1) 火をつけたままその場を離れない。
(2) 不安定なローソク立てを使用しない。
いざという時に備えて、住宅用火災警報器、防炎寝具等がありますので、詳しくは、下記にお問い合わせください。
機器 | お問合せ先 | |
---|---|---|
防炎品 | (公財)日本防炎協会地方事務所(大阪) | 電話:06-6947-8845 |
住宅用火災警報器 | (一社)日本火災報知機工業会関西支部 | 電話:06-6245-0396 |
(一社)全国消防機器販売業協会 | 電話:03-5566-0821 | |
住宅用消火器 | (一社)日本消火器工業会 | 電話:03-3866-6258 |
住宅用スプリンクラー | (一社)日本消火装置工業会 | 電話:03-5404-2181 |
安全調理・暖房器具 | (一社)日本ガス石油機器工業会 | 電話:03-6811-7370 |
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