教育長メッセージ（6月25日）

　日頃から、本市の教育推進にご理解ご協力を賜り、ありがとうございます。

　さて、令和3年6月25日午前0時に「とくしまアラート」が解除されました。

　市教育委員会においては、県教育委員会の通知を受け、徳島市立の学校（園）に6月25日以降の教育活動等に係る感染拡大防止対策について、次の内容等の通知を発出したところです。

　学習指導に関しては、引き続き基本的な感染症対策を講じるとともに、感染リスクの高い教育活動は、指導に関する工夫等を行い実施することとしました。

　また、校外行事に関しては、県境を越えての修学旅行や遠足等の実施は、これまで延期等としておりましたが、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の対象区域以外との往来は、当該地域の感染状況や当該地域自治体が定める対応方針等を十分に確認、慎重に判断した上で実施可能としました。

　部活動に関しては、合宿は禁止としておりましたが、必要性を慎重に判断し、感染症対策を徹底した上で実施可能としました。県外他校との練習試合、交流試合についても禁止としておりましたが、校外行事と同様の対応としました。

　ただ、従来型より感染力が強いとされるデルタ株等の変異株での感染拡大が懸念されており、今後、人流の増加が予想される夏休み・お盆期間に向けて、改めて感染拡大を防ぐための対策の徹底が必要となります。8月までの期間において、県教育委員会が実施している部活動を安心して実施できる環境創出のための「戦略的モニタリング検査」を活用し、県外大会等に参加した生徒の保護者のご希望に応じて、PCR検査を受検できるようにしております。

　各学校（園）においては、今後の感染状況を踏まえつつ、感染拡大防止対策を徹底し、安全安心な環境の中で、教育活動の充実に努めて参ります。

　今後予想される第5波を防ぐために、保護者、市民の皆様には、再度、「自分が『かからない』『うつさない』ようにするために」の意識をもち、基本的な感染防止対策（手洗い・手指消毒、マスクの着用、「3密」「2密」「1密」の回避等）や感染リスクが高まる「5つの場面」の回避等の取組を引き続き、徹底していただきますよう、お願いいたします。

　また、「もし自分が感染すれば、もし家族が感染すれば」と「自分事」としてとらえていただき、偏見や差別、風評被害が生じないよう、人権に配慮した行動をとっていただけますよう、よろしくお願いいたします。

徳島市教育委員会　　教育長　　松本　賢治