教育長メッセージ「大型連休に向けて」（4月30日）

　大型連休を迎えた中、新型コロナウイルス感染症の影響により、大変厳しい社会情勢が続いています。日頃から、本市の学校教育・社会教育の推進にご理解とご協力を賜り、ありがとうございます。

　県内では、新規感染者数の急増により医療体制もひっ迫し、とりわけ若年層の感染が拡大しております。本市の学校関係者にも感染者が確認されており、子どもたちや保護者の皆様は、感染情報が入るたびに不安な思いを抱いておられることでしょう。

　まさに、感染状況が「新たなフェーズ」へと突入しており、「変異株は感染力が高く、これまでとは違っている」「子ども同士でも感染し、重症化するリスクがある」という認識のもと、子どもたちの命・安全を確保するため、全力で感染防止対策に取り組まなければならないと考えております。この連休には不要不急の外出を避け、子どもたちには、通常より少し多くの時間をとり、予習・復習や読書に勤しんでほしいと願っています。

　徳島市教育委員会では、とくしまアラート「感染拡大注意・急増」の発動や県から「部活動における感染拡大防止対策の『更なる対策強化』」の要請を受け、4月27日（火曜日）から5月5日（水曜日）まで、小・中学校・市立高校における全ての部活動（小学校の課外活動等）を休止とすることとしております。
　子どもたちの毎日の楽しみであり、活躍の場でもある部活動を休止することは、大変心苦しいところです。今は何としても「感染急拡大」にストップをかけ、教育活動が安全に実施できる環境を整えるためにも、どうかご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

　今後、学校・園や県教育委員会、関係機関等と連携を深めながら、感染拡大防止対策の徹底に取り組むとともに、子どもたちや保護者の皆様の気持ちに寄り添った、安心して相談できるサポート体制や、いかなる状況であろうとも子どもたちに学びを保障できる体制づくりをさらに推進してまいります。　

徳島市教育委員会　教育長　　松本　賢治