更新日:2024年11月20日
日時:令和6年8月22日(木曜日)午後2時30分から
場所:徳島市役所 13階 大会議室
1. 令和6年第3回徳島市議会定例会提出議案等について
令和6年第3回徳島市議会定例会提出議案等について(PDF形式:863KB)
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2024阿波おどりは、5日間すべての日程を無事終了することができました。
ご来場いただきました観客の皆様、素晴らしいパフォーマンスをご披露くださいました踊り連の皆様、ご支援をいただきました企業、市民の皆様、阿波おどりに関わっていただきましたすべての関係者の皆様、誠にありがとうございました。
今夏の阿波おどりは、南海トラフ地震臨時情報が発表される中での開催となり、皆様方には多大なご心配をおかけいたしました。
こうした中で、徳島市としまして、実行委員会に対して、避難経路の確認、施設の再点検など安全に十分配慮するよう指示、要請をおこないました。
これを受け、桟敷運営業務、警備業務をはじめ、阿波おどり運営に関わっていただきましたすべての企業の皆様、スタッフ・ボランティアの皆様、実行委員会の皆様には、地震の発生に備え、迅速にご対応いただきましたこと、また、さらには安全、安心な開催となるよう、自ら考え、率先して行動いただきましたことに、深く感謝申し上げます。
徳島市としましては、今後とも南海トラフ地震の発生に備え、防災体制の強化にしっかりと取り組んでまいりますとともに、阿波おどり期間中における災害等への備えについて、実行委員会と連携し、さらに安心、安全な阿波おどり開催に向けて、引き続き、取組を強化してまいります。
まず、9月議会の会期についてですが、お手元に配付のとおり、9月6日開会で、9月25日閉会予定となっています。
それでは、今回の提出議案について説明します。
お手元にお配りしている、記者発表資料の1ページをご覧ください。
9月議会に提出する議案は、1の「予算議案」が3件、2の「条例議案」が7件、3の「単行議案」が15件、
2ページに進んで、4の「報告」が10件、5の「提出」が2件、
3ページに進んで、6の「追加提出予定議案等」は、開会日に追加提出するものと、閉会日に追加提出するものがありますので、開会日に追加提出するものには米印を入れています。
それ以外のものについては、閉会日に追加提出するものです。
7ページをご覧ください。
このたびの補正予算は、例年9月議会に計上している予算のほか、今年はじめの能登半島地震に加え、今月8日に宮崎県日向灘を震源とする地震が発生するなど、南海トラフ巨大地震に対する市民の皆さまの不安感が高まっていることを踏まえ、災害対策関連予算や、市長選挙において掲げておりました私の約束、政策判断を要する事業などを中心に計上しております。
それでは、一般会計補正予算の内容につきまして、ご説明いたします。
まず、「(1) 会計管理費一般事務費」につきましては、徳島市から支出する公金にかかる手数料を、令和6年10月から、県の単価に合わせ1件あたり110円を金融機関に支払うものでございます。
「(2) 市民税賦課事務費」は、令和7年度の当初課税業務のうち、確定申告書等のデータ入力業務の一部を外部委託するものでございます。
「(3) 税務システム整備事業費」は、令和7年1月に住基システムが標準化システムに移行することに伴う、税務システムの情報連携に係る改修経費でございます。
「(4) 隣保館施設整備費」は、隣保館8館の蛍光灯をLED照明器具へ切り替えるための工事に要する経費でございます。
「(5) 高齢者福祉施設整備費等補助」は、特別養護老人ホームを運営する事業者に対して、国の交付金を活用し、施設の空調や防水シート更新など大規模修繕に要する経費について補助するものでございます。
「(6) 農地排水施設管理費」は、西日本高速道路株式会社が行う四国横断自動車道の建設工事により生じた、排水機場の損傷を補修するもので、全額、西日本高速道路株式会社の負担金でございます。
「(7) 生活関連事業費」は、農道や市道、排水施設など、市民生活に密着したインフラの補修及び整備に要する費用でございます。
「(8) 団体営基盤整備促進事業費補助」は、土地改良区が事業主体となって実施する、老朽化した管水路の更新工事に要する経費について、国・県・市で補助するものでございます。
「(9) 県営事業負担金」は、県が行う農業水利施設保全対策事業や道路整備事業などに対する市の負担金でございます
「(10) 万博関連観光客誘致対策事業費」は、来年の大阪・関西万博に本市のブースを出展するための負担金や、観光PRを実施するために要する経費でございます。
「(11) 既存木造住宅耐震化促進事業費」は、能登半島地震の影響等により、想定以上の申込みがあったことを踏まえ、補助件数の確保や、耐震改修に係る費用の補助上限を増額するものでございます。
「(12) 安宅公園用地取得事業費」は、安宅公園用地へのアクセス路が整備されたことに伴い、公園整備を目的として徳島市土地開発公社が先行取得していた公園用地を再取得するものでございます。
「(13) 新町西地区市街地再開発事業費」は、新町西地区市街地再開発組合が実施する再開発事業について、商店街アーケードの撤去に伴い、歩行者の転倒を防止するため、事業スケジュールを前倒しして、商店街道路のアスファルト舗装改修工事を行うための組合に対する公共施設管理者負担金でございます。
「(14) スターリンク整備事業費」は、南海トラフ巨大地震が発生し、地上系通信インフラが損壊した場合に備え、地上災害の影響を受けにくい人工衛星により通信ができるスターリンク移動局を導入するものでございます。
「(15) 災害時トイレ物資整備事業費」は、大規模災害の発生により断水した場合においても、避難者が不安なくトイレを使用できるよう、徳島市の指定避難所91か所に対し、ポータブルトイレ及び災害用トイレセットを備蓄するものでございます。
「(16) 小中学校適正規模等検討事業費」は、小中学校における学校規模、配置等の適正化に向けた検討を行うため、徳島市学校適正規模・適正配置等検討委員会の設置に係る費用でございます。
「(17) 学校施設維持補修費(小学校)」、8ページにまいりまして、「(18) 学校施設維持補修費(中学校)」、「(21) 幼稚園施設維持補修費」は、市立小学校、中学校及び幼稚園について、児童、生徒及び園児が、安全で快適な生活を送れるよう、既存予算を増額し、施設修繕及び改修を行うものでございます。
「(19) 屋内運動場空調設備整備事業費」は、市立中学校における屋内運動場の空調設備の整備にあたり、各学校の現状等を把握するための現地調査を実施し、整備方針及びスケジュール等を検討するものでございます。
「(20) 学校施設整備費(高等学校)」は、市立高等学校における屋内運動場の空調整備や、耐用年数を超え、怪我の危険性があるサッカーグラウンドの人工芝の張替えについて実施設計を行うものでございます。
「(22) 教育集会所施設改修費」は、教育集会所8施設について、蛍光灯をLED照明器具へ切り替えるための工事に要する経費でございます。
「(23) カピバラ飼育施設整備事業費」は、日本一の飼育数となっているカピバラの積極的なPRに向けて、とくしま動物園のピクニック広場を改修して、カピバラの専用飼育施設を建設するための設計業務でございます。
「(24) とくしまマラソン2025開催費補助」は、令和7年3月に開催予定のとくしまマラソンに要する経費について、実行委員会に対し補助するものでございます。
次に、債務負担行為補正 追加といたしまして、
「(1) 個人住民税課税資料処理業務委託事業」は、先ほど補正予算で説明しました、「(2) 市民税賦課事務費」について、令和7年6月までの業務委託を予定しているため、債務負担行為を設定するものでございます。
次に、債務負担行為補正 変更といたしまして、
「(1) 国民年金システム整備事業」から、「(4) 児童手当システム整備事業」までの4つの事業は、システム標準化に係る社会保障系業務システム整備事業について、国の標準仕様書の改定状況などを踏まえ、当初想定した整備スケジュールに変更が生じるため、それぞれ、債務負担行為の限度額及び期間の変更を行うものでございます。
これらにより、一般会計の補正額は、「一般会計予算総額」の補正額にあるように、14億1,835万3千円の増額となっております。
9ページをご覧ください。
続きまして、特別会計補正予算の内容について、ご説明いたします。
まず、介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、前年度決算の確定に伴う精算にかかる所要の補正でございます。
次に、後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、先ほどの一般会計と同様に、システム標準化について、当初想定していた整備スケジュールに変更が生じるため、後期高齢者医療システム整備事業について、債務負担行為の限度額及び期間の変更を行うものでございます。
以上が9月議会に提出する補正予算となります。
条例議案や単行議案等につきましては、お手元の資料にお示ししているとおりです。
(幹事社・四国放送)
幹事社の四国放送です。
まず一般会計補正予算案で、今回の補正予算編成に当たってどういうことを重視したのか、また意図について改めて教えてください。
(市長)
今年、元日に能登半島地震がありまして、また宮崎県日向灘を震源とする地震が起こりました。
南海トラフ地震臨時情報というのも出されました。巨大地震に対する市民の皆さんの不安感が高まっていると感じています。そのために既存木造住宅耐震化促進事業、スターリンク整備事業、災害時トイレ物資整備事業などの災害対策関連予算を計上しました。
災害時には避難所としても利用される学校、体育館のエアコン整備にも着手することとしました。
(幹事社・四国放送)
既存木造住宅耐震化促進事業ですけども、先ほど、件数の確保と補助の上限ということだったかと思うんですけど、件数の確保というのは件数を増やすということではないですかね。
あと補助の上限というのは、いくらからいくらに上げるということなんでしょうか。詳しく教えてください。
(市長)
耐震診断の補助を100件分増やして330件分に、耐震補強計画作成補助を50件増やして165件分に、耐震シェルター設置補助を7件増やして10件に、それぞれ補助枠を拡充するとともに、耐震改修の新規枠を80件増やして165件分としまして、補助額を最大100万円から120万円に拡充を行うもので、耐震改修に踏み切れないという方の負担軽減を後押ししたいと考えております。
(幹事社・四国放送)
件数を増やすということなんですけども、実際に新年度からやっている事業でもう枠自体は埋まってたということなんでしょうか。
(市長)
補正予算の前は全部埋まっていましたよね。詳しい説明をお願いします。
(市担当者)
建築指導課からご説明させていただきます。
4月からのトータルの申し込みといいますか、ご要望がある分についての件数をお知らせしたいと思いますが、耐震診断に関しましては、現実としては294件のご要望をいただいております。
それで耐震補強計画については、94件ご要望をいただいておりまして、耐震改修工事につきましては、152件のご要望、やりたいという意思の方がいらっしゃるということになります。
(幹事社・毎日新聞社)
幹事社の毎日新聞です。
災害時のトイレ物資整備事業費ですけど、先ほどご説明で市内の91ヶ所にポータブルトイレということだったんですが、現状ではポータブルトイレはないということですか。それとも既存、いくつかあるものを追加で手厚くするということですか。
(市担当者)
防災対策課からご説明いたします。
既存のダンボールトイレは既に2,300基以上あるというような状態に対して、プラスの種類を増やした形になります。その種類は何かといいますと、手すり付きのダンボールトイレになります。これは要配慮者の方に向けたトイレになりまして、それを指定避難所91ヶ所に新たに追加配備するものでございます。
(幹事社・毎日新聞社)
確認ですが、既存の2,300基あまりというのは手すりはないということでしょうか。
(市担当者)
はい。一般の方用になりますので、よく見られるタイプのダンボールトイレになります。
(幹事社・毎日新聞社)
ちょっと足腰が不自由な高齢の方なんかでいうと、なかなか使いづらい部分があるのでしょうか。
(市担当者)
その通りです。
この度、能登半島地震を受けて、令和6年の6月に国の方で防災基本計画が修正されました。その中で福祉的な支援が明記されまして、一般避難所にやむを得ず逃げてこられた配慮が必要な方に対してのトイレの種類を増やすという、こういった事業でございます。
(幹事社・毎日新聞社)
91ヶ所に今回新たに配備される手すり付きのポータブルトイレなんですけど、これは91ヶ所に91基でしょうか。
あともう1点は、これから入札などがあると思うんですけど、具体的にいつ頃に実際に配備されるんでしょうか。
(市担当者)
91ヶ所に対し、2基ずつの予定で現在考えております。
このあと補正予算が確定しましたら作業となりますので、年度内の配備を目指して進めていく事業でございます。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。
教育費にありました小中学校適正規模等検討事業費ですけども、これは市内の小中学校の再編か何かを見据えた話し合いや会議をするものなんでしょうか。
(市担当者)
学校教育課です。
今回、設置する市立学校の適正規模、適正配置等の検討委員会なんですけども、こちらにつきましては現段階では具体的な再編そのものについて検討するのではなくて、将来的な、小中学校の適正規模、適正配置に向けた基本方針の策定についてご検討いただくこととしています。
基本方針といたしましては、今後学校の再編について検討する際の指針とするため、学校を取り巻く現状、それから課題、それから地域の実情等を踏まえまして、学校の適正配置に向けた基本的な考え方を整理していただくということにしております。
(読売新聞社)
読売新聞です。
災害対策のトイレの話なんですけど、この2,300基の一般用のダンボールトイレは91ヶ所に既に配備されているものということでしょうか。
(市担当者)
はい。
(読売新聞社)
あと91ヶ所というのは、市内の全ての指定避難所という言い方でいいですか。
(市担当者)
はい。
(読売新聞社)
スターリンクはいつどこに整備されるんでしょうか。
(市担当者)
危機管理課です。
整備場所ですけども、沿岸3地区、浸水地域になります川内、沖洲、津田の3地区に整備します。もう1基についてはその親機になりますので、市役所の方に整備します。
(読売新聞社)
4基整備されるんですか。
(市担当者)
全部で4基整備します。
(読売新聞社)
これは各地区のコミセンとかですか。
(市担当者)
整備する場所についてですけども、こちらの方は今考えてるのは、現地合同調整所といいまして、自衛隊とか消防、警察の、災害が起こった場合の最前線の基地になります。そちらの方に整備する予定でございます。
(読売新聞社)
その地区の例えばどういう場所でそういう基地ができるんでしょうか。
(市担当者)
その場所についてはその災害が起こった場合で場所が変わっていくんですけども、一番浸水の影響が受けずに一番近いところ。最寄りのところといいますか、浸水を受けず、その場所が確保できるところということにはなります。具体的な場所は最初から決まっているところではございません。
(読売新聞社)
この三つの地区の公共施設に置くみたいな、そういう理解でいいですか。
(市担当者)
そうですね。災害起こった場合に決まっていく場所になりますので。それは災害が起こったときの場所になります。
(読売新聞社)
いつ頃の配備を目指していますか。
(市担当者)
9月補正の予定でございますので、年度内整備ということで考えております。
(読売新聞社)
ちなみに徳島市ではスターリンクは持ってなかったってことですか。
(市担当者)
初めての整備になります。
(NHK)
スターリンクと災害時トイレとこの木造住宅耐震化というのは、遠藤市長のご説明では南海トラフ地震臨時情報があったことも踏まえてとおっしゃっていたんですけど、この予算には元々入れてあったのか、それとも南海トラフの臨時情報を受けて盛り込んだということなんでしょうか。
(市長)
大きなきっかけにはなったと思います。
臨時情報というか、1月1日の能登半島の地震が大きかったと思いますね。もう南海トラフ地震臨時情報のときには既に検討はしておりましたので。
(NHK)
元々検討されていて、臨時情報の発表が踏み切る一つのきっかけになったということですか。
(市長)
はい。
(時事通信社)
時事通信社です。
いただいた資料の2ページの報告(10件)のところについて、(5)から(8)までの損害賠償額の決定について、いずれも交通事故と書いてあるんですけれども、それぞれ具体的にどのような事故で、なぜその損害賠償が発生したのかをご説明いただけますか。
(市担当者)
財政課からお答えさせていただきます。
(5)の交通事故につきましては、それぞれの公用車、車と車の接触であるとか、ブロック塀に当たったとか、電柱に当たったという事故になっております。
それぞれ負担割合は保険会社等と検討いたしまして、その損害賠償額が発生しました。我々が通常乗っている私用車といいますか、個人の車の事故と同様なものと思っていただけたらと思います。
(時事通信社)
いずれも物損事故という理解でお間違いないですか。
(市担当者)
それで結構でございます。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。
学校の体育館にエアコンを整備する調査費がついたということで、市長としてはいつ頃につけたいなとか、そういうスケジュール感とかありますでしょうか。
(市長)
中学校から先行するということなんですが、中学校15校の調査検討業務をまず始めると。今年中に初めて令和7年度に基本設計、そして8年度に実施設計を行って、令和9年度から順次整備工事を行っていくというところです。
市立高等学校がちょっと早くなると思います。市立高等学校の予定が、年度内に実施設計を行い、令和7年度において工事費の予算を計上したいと考えております。令和8年の3月末の完成を目指しております。
(幹事社・毎日新聞社)
既存木造住宅の耐震化促進事業費で、補助額をアップするということなんですけど、徳島県が今年度からそういう耐震補強をする市町村に対する補助額を上げてらっしゃいますけど、それに呼応したものという理解でいいんでしょうか。
(市長)
はい。
(NHK)
カピバラ飼育施設ですが、今、カピバラはサバンナエリアにシマウマとかと一緒に展示されていると思うんですけど、これはカピバラだけ独立させて飼育をするということですか。
(市長)
はい。そういう施設を計画しております。
(読売新聞社)
読売です。
学校の体育館ですが、この予算は市立中学校15校の調査費ということでいいですか。小学校は入っていないということでいいですか。
(市長)
はい。中学校が先行ということです。
(読売新聞社)
カピバラなんですけど、今とくしま動物園で何頭いるんですか。
(市担当者)
とくしま動物園です。
今カピバラは89頭、そのうち30頭が今サバンナエリアの方に出ております。
(読売新聞社)
残りの69頭は。
(市担当者)
バックヤードの方で。
(読売新聞社)
この専用施設というのはその89頭が一斉に見られる場所になるということですか。
(市担当者)
そのときに89頭かはわかりませんが、そういうことです。
(読売新聞社)
万博の予算で、市のブースを出展とあるんですが、私の認識では徳島県としてブースが出るという理解なんですが、市のブースというのは県のブースの中に市のブースがあるという感じなんですか。
(市担当者)
にぎわい交流課です。
徳島県のブースとは別に、「万博首長連合」という組織がございまして、その中で徳島市のブースを設ける予定です。
(読売新聞社)
徳島パビリオンの中に市のブースがあるというわけではなくて、「万博首長連合」という別のパビリオンがあって、そこに徳島市があるということですね。
(市担当者)
そのとおりです。
(読売新聞社)
観光PRというのは、具体的にどこでどんなPRをする予定でしょうか。
(市担当者)
にぎわい交流課です。
来年の会場であります関西圏の方々に徳島市を知っていただくという意味合いで、今年度中に関西圏内の場所で、徳島市の阿波おどりを始め、様々な徳島市の観光施設をPRしていく予定と考えております。
(NHK)
今回の補正予算案ですが、9月補正として大体どのくらいの規模感なのか教えていただけますか。
(市長)
今回の一般会計補正予算額は14億1,835万3千円ということで、9月補正予算の額としては平成以降で3番目の規模となっています。
なお今回の補正によりまして、令和6年度一般会計予算の総額は過去2番目の規模となる1,174億7,511万4千円となります。
(NHK)
過去1番目は。
(市担当者)
令和2年度でございます。
(市長)
新型コロナの(特別定額給付金)10万円が入った年ですかね。
(NHK)
それに次いでこれだけ大きいというのはどういった理由でしょうか。
(市長)
当初予算が非常に大きかったというところです。
(朝日新聞社)
朝日新聞です。
ポータブルトイレ、手すりつき云々という。確認で恐縮なんですが、今2,300基の一般用ダンボールトイレがありますと。プラスアルファとして91ヶ所に2基ずつだから180基と。もうちょっと多くてもいいと思うんですが、足りるんですか。それで十分とお考えですか。
(市担当者)
防災対策課です。
要配慮者の割合からいうと、91ヶ所の施設に対してポータブルトイレ2基で十分対応できるような割合となっております。
(朝日新聞社)
耐震診断とかは別として、避難所系でいうと、とりあえずトイレ、あとは空調という考え方。次なるものをまた考えていこうって、お金の上乗せがないと駄目ですけども、まだまだ十分ではないというお考えなのか。
(市長)
もちろんです。まだまだやるべきことはいっぱいあると思っています。
(朝日新聞社)
徐々にやっていこうと。
(市長)
はい。
おっしゃったようにお金の問題というのが当然出てきますので。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。
一般会計補正予算の中で、新町西地区の再開発事業費ということで、商店街のアーケードの撤去に伴う舗装改修ですけど、現段階でわかる範囲で、いつごろアーケードを撤去して、その後のスケジュールについてわかる範囲で教えてください。
(市担当者)
都市建設政策課です。
アーケードについては解体工事が年内ぐらいをめどに終わる予定でございますので、それまでには当然アーケードを解体する予定でございます。解体すれば速やかにその道路工事を始めるという流れでやっていくと、(新町西地区市街地再開発)組合の方から聞いております。
(朝日新聞社)
ご就任されてからまもなく秋になるんですけども、後藤田知事の言われているまちづくり構想の関係の予算措置を今回はどこかでしてるわけではないんですよね。
(市長)
はい。
(幹事社・毎日新聞社)
毎日新聞です。
いろいろ新規事業があるんですが、歳入を見ると半分以上が市債で、あと繰越金とかが多くて、国庫支出金とか県支出金は本当にわずかなんですよ。基本的に国の制度というよりは防災がらみで市が必要なものを自前の財源で実施する色彩が濃いという印象なんですけど、そういう理解でよろしいですか。
(市長)
はい。
(幹事社・四国放送)
阿波おどりなんですけども、今年は台風もなく無事終えましたが、市長のご感想を聞かせてもらえたらと思います。
(市長)
とにかく心配がいろいろありまして、4日間、最後の1時間ぐらいちょっと雨に降られてしまいましたけど、まずまず良いお天気で災害もなく大きな事故もなく、終えることができてほっとしています。
もう心配のネタがいっぱいあった阿波おどりではあったと思うんですけども、4日間しっかりと大きな事故もなくできたことについて大変ありがたく思っています。「踊る阿呆に見る阿呆」で、今年特に感じたのは、やっぱり「支える阿呆」がいっぱいおるんやなというのを感じました。
阿波おどりを支えていただいてる人がいっぱいいるというのを、もう本当に考えながら、感謝の気持ちでいっぱいです。
(幹事社・四国放送)
4日間の人出はどう見てましたか。
(市長)
12日が多かったですね。
12日は久しぶりにこの人の多さを見たという。私も大体もう何年ぐらいですかね、40数年間はずっと阿波おどりは見てきましたけど、この12日に関してはかなり多かったなと。久しぶりにこれだけの人を見たなというような感じではありました。その他の日も心配していたことでもなく、結構人は出ていただいたのではないかと思っています。
(幹事社・四国放送)
冒頭にもあったんですけれども、南海トラフ地震の臨時情報が発表されている中で、改めて阿波おどり未来へつなぐ実行委員会(以下「実行委員会」という。)では桟敷席に避難経路の地図を貼ったり、場内アナウンスでいろいろ地震の啓発をされていましたけれども、それらについて改めてどのように評価していますでしょうか。
(市長)
南海トラフ地震の臨時情報というのが阿波おどりの2日前ぐらいだったんですね。
本当にね、よくやっていただいたと思います。市の職員の動きなんか見てても私も頼もしく思ったことが多々ありました。
関わっていただいてる事業者の方とか、ボランティアの方も意識がすごかったですね。私も阿波おどりを踊ったんですけども、そのときに一緒に踊ってくれた有名連が、参加する人に対して災害(避難)の呼びかけをしてくれていました。阿波おどり連まで徹底されてるんだなってちょっと嬉しく思いました。時間も短い中でかなり徹底した対策はできたんだと思っています。
(幹事社・四国放送)
そんな中で後藤田知事が一部の演舞場で防災上の懸念があるというようなことを会見でおっしゃっていましたが、それについてはどのように受けとめていますか。
(市長)
阿波おどりのことを心配していただいているんだなということで感謝を申し上げたいと思います。
私達も完璧にできているというような考えは当然ありません。知事が問題提起をしていただいたということで、より良い対策に向けて、進んでいかなければという思いを持っているところです。
(幹事社・四国放送)
運営を今度民間に委託していきたいというような選挙公約にもありましたけども、今後それについてどのような対応をしているんでしょうか。
(市長)
民間に任せるというのは、前もちょっとご説明したかと思いますが、かなり厳しくなっています。というのが、気象の条件が、この5年間で2回台風が来ていますよね。
これを全て負担してくれる民間があるというのはなかなか難しいのではないかという印象です。
私が前に市長をしていたときに、キョードー東京グループの皆さんと契約したときは、中止のリスクが台風というのはまず選択肢になかったわけですよね。
その台風が何十年間かの中止の統計を見て、そのリスクを受け入れるかどうかということで当然引き受けていただいたと思うんですが、この5年で2回台風が来るようになって、気象が完全に変わってきた、台風の発生が早くなってきたということで、今までの条件で丸々受け入れていただく、そんなリスクを取っていただける民間はなかなか難しいんだろうなと。私が断定するものではないですけど、かなり難しくなってきているんだなという印象はあります。
今後、阿波おどりをどういうふうにするかっていうのは、職員、そして実行委員会と、じっくりと話し合って決めていきたいと思っています。
(幹事社・四国放送)
四国放送です。
南海トラフ地震臨時情報が出ている中で史上初めての開催ということで、すごく難しい判断があったんじゃないかなと思うんですけども、いらっしゃる人が、去年だと主催者発表で20万人余りっていうことで、それぐらいの方の命を預かる祭りになりますが、そういう中で実行委員会は中止の判断要請を市に仰ぐという方向でしたが、今年の開催の判断というか中止要請をしなかったというのは、どういうふうに決まったんですかね。
(市長)
8月8日19時15分に臨時情報が発表されまして、徳島市では災害対策連絡本部というのを設置しました。そこで話し合いもしたんですが、阿波おどりの中止の要請はしないというふうに決めました。臨時情報で中止という選択肢はないなと私も考えてはおりました。
(幹事社・四国放送)
実行委員会が避難誘導で出した人数が7万人を想定していたと思うんですけど、どういうところからこの想定が出てきたんですか。
(市長)
携帯電話会社が大体の人数を割合で把握できるんですよね。そういう数字などのご提供もいただいて考えた数字だと思います。
携帯電話の例えばA社のシェアが30%だったら、その携帯電話がここに何個あるかということで大体想定ができるという、その数字がもとになっていると思います。
ちょっと詳しく説明します。
(市担当者)
経済部です。
昨年度の経済効果の調査の中で、実人数がおよそ1日あたり7万人程度ということで、調査の結果が出ておりますので、その数字をもとに考えております。
(幹事社・四国放送)
今後、今回の経験を生かしてこういうふうに災害対策を進めていきたいとか、もし起きるかもしれないと考えると難しい話なんですけども、阿波おどり期間中にこういうふうに対策を進めていきたいというのはありますか。
(市長)
これからじっくり話し合って、より安全な、より確実な対策をしっかりとっていきたいと思っています。
今年も頑張っていろいろとしましたけど、当然、反省点もあると思います。それらを踏まえてさらにグレードアップできるように、しっかりと話し合っていきたいと思っています。
(幹事社・四国放送)
ちなみに何か地震が起きた際の基準とかは話し合ってたんですか。南海トラフ地震臨時情報が出た場合の中止要請する、しない、という判断基準はあったんですか。
(市長)
ありません。
初めて出たことですし、元々、臨時情報が出たときに阿波おどりをどうすべきかという判断はなかったです。元々決めてなかったです。臨時情報が出たときに阿波おどりをどうするかっていうことはなかったと思いますが、ちょっと詳しく説明します。
(市担当者)
防災対策課です。
臨時情報が出た際の基準というのは特にはなく、国の基準である一般的な普通の生活をしながら防災対策を見直すという部分でのそういった対応に沿ったことで検討した結果でございます。
(読売新聞社)
読売新聞です。
災害対策連絡本部を設置して話し合って要請しないと決まったということですけど、話し合ったっていうのは、市長と危機管理担当の職員さんが話し合ったということですか。
(市長)
話し合って決めたというか、この臨時情報で阿波おどりを中止というのは頭にもう全くなかったです。
ただ、それを皆さんに知らせる必要があるということで、中止要請はしないという発表をさせていただきました。
(読売新聞社)
市長の判断でそういうふうに決められたということでいいんですか。
(市長)
当然私一人の判断ということではなく、危機管理の専門部署もありますので、話し合って決めたということです。
(読売新聞社)
危機管理の担当の職員さんから状況を聞きながら、最終の判断は市長がして、連絡本部のペーパーをいただきましたけど、そういう形で発表したということですね。
(市長)
そうですね。
発表しようということで阿波おどりのことも当然触れておかなければいけないだろうということでお伝えしました。阿波おどりの中止というのは全く頭にはなかったです。
(読売新聞社)
いろいろな対策を取られて臨まれたので、徹底した対策ができたとさっきおっしゃっていましたけど、一方で今後の対応というところで課題というか反省点もあるとおっしゃっていました。具体的にはどういうところが。もうちょっと次回に向けてやっておいた方が良かったなという点はありますか。
(市長)
しっかりと話し合ってまた発表させていただくことがあると思います。
今、私自身で感じているのは、この短い間によくここまで対策ができたなと思ってるぐらいです。
職員がよく動いてくれたなっていう感覚がありまして、具体的にと言いますと、知事のご指摘などもありましたし、それらも踏まえて考えていかなければとは思っておりますが、今ここが悪かったからどうするというようなことを申し上げるところはありません。
(読売新聞社)
今後話し合って明らかにするという感じなんでしょうか。例えば、来年に向けてこういうふうにするとか。
(市長)
明らかにするところがあるかどうかというのはちょっとわかりませんけど、疑問に思うところがあったらそれにはお答えしていかなければいけないとは思っております。
つまり、横の通路の問題とかご指摘いただきましたけれども、どうすればいいのかっていうのを今後しっかり考えていって、来年に生かしたいと思っています。
(読売新聞社)
民間委託の関係で、9月に実行委員会があって、人出がどれぐらいだとか収益がどれぐらいだとか、そういうデータが出てくると思うんですけど、それを受けて何らかの方針が出るという認識でいいんでしょうか。
(市長)
人出とかそういうのを受けることもないんですけど、常に考えてはおりますけど、どのようにするのがベストなんだろうということで、いろんな方のご意見も聞きながら、今年の阿波おどりに携わった方の意見もしっかりと聞いて決めていきたいと思っています。
(読売新聞社)
具体的なスケジュール感的なもの、来年の阿波おどりとなると、たぶんもうこの秋冬ぐらいから準備が進んでくると思うんですけど、何か具体的にこれぐらいとかっていうのはまだ決まってない感じですか。
(市長)
今申し上げるようなことはありません。
(NHK)
今回の阿波おどりの災害対策について、先ほど市長がおっしゃってたのは、今回の実行委員会の対策において市長として何か改善点、反省点というのは特になかったということでしょうか。
(市長)
改善した方がいいと思う点ですか。
特に感じませんでした。実際阿波おどりをやっている中で、ここをこうしたらという具体的なことを今申し上げるようなことはありません。
(NHK)
臨時情報を受けて阿波おどりを中止するという選択肢はないと思っていたとおっしゃっていたんですが、全くそれを考えてなかったというのはどうしてなんでしょうか。
(市長)
考えたあげく、ないなと思ったということです。
臨時情報が出て考えた結果、これで中止はないなという判断をしたということです。
(NHK)
なぜそういう判断をされたんですか。
(市長)
例えば、あなたが阿波おどり(の開催の可否)を決める立場で、臨時情報が出て、その時点で阿波おどり中止という判断は選択肢に入りますか。
私はないなと思いました。臨時情報が出て、当然気をつけなければいけないんですけども、気をつけながら日常生活を行うということですから、もし起きた場合にこんなことをしなければいけないというのをしっかりみんなが胸に持って、それで普段の生活をするというのが臨時情報かなと思っておりました。
(NHK)
すると市長の中では阿波おどりの開催は日常生活の範疇だと考えていらっしゃるということですか。
(市長)
日常生活かどうかわかりませんけれども、普通の徳島の夏の風物詩ですから、臨時情報を恐れる必要はあると思うんですが、恐れすぎて必要以上に日常生活を制限してしまうというのは臨時情報の段階ではありえないと思いました。
(朝日新聞社)
朝日新聞です。
中止はないと考えていた。それはそれでいいのですが、例えば、場所をちょっと少なくするとか、日程を少し縮めるとか、次の選択肢というのは無かったんですか。いろんなことを考えられていたと思うんで、そこを教えていただきたいなと思います。
やるのはやると。その後次どうするということだと思うんですが。
(市長)
それはなかったですね。(南海トラフ地震臨時情報が発表されたのは)8日の夜であったですよね。それを受けて、中2日ぐらいでなかなかそんな判断はできません。
普段通り気をつけて実施する。いざ起こったときにしっかり対応できるように実施するという、そういう判断でやりました。
(NHK)
阿波おどりの民間委託についてなんですけども、何度も会見で質問があって、やはり気候の条件が変わってきているから、なかなか民間は難しいんじゃないかというご説明いただいてるんですが、選挙期間中のお考えから変わったきっかけみたいなのはあったんですか。
(市長)
選挙期間中も同じようなことを申し上げておりました。
気候条件が変わって非常に難しいと思うけれども、民間でやっていただけるところがあれば理想的だなと。より良いんだろうなという発言をずっとしておりました。同じです。変わってはないです。
(NHK)
今も民間が理想的だっていうお考えは変わってないということですか。
(市長)
はい。
ただリスクを全部取っていただけるっていうことが非常に難しくなってきているんだろうなと思っているということをお伝えしております。
(NHK)
今後、阿波おどりに最もいい体制がどんなものなのか考えていくということですが、それは現在の体制も含めて、選択肢の一つとして含めて考えていくということですか。
(市長)
そうですね。
より良い阿波おどりにしていきたいという思いで、従来通りの同じように桟敷を作って踊るのでいいかという、そこからの議論も当然あると思うんですね。何か他の方法はないんだろうかとか、そういう考えも当然出てくると思います。いろんな意見を聞いて、いろんな考えの中で、来年に向けて進めていきたいと思います。
いろんな意見が寄せられてます。「もう桟敷を辞めたら」とか言う人も当然おりますし、いろんな方の意見もありますけども、いろんな方の意見を聞いて、よりよい方向に進めていけるように努力をしていきたいと思っています。
(読売新聞社)
もしあればで結構なんですけど、南海トラフの関係で、今回臨時情報が何事もなく解除されましたけど、一方でただ、その危険性が全部なくなったというわけでは当然ないとは思っていて、来年もそうだと思うんですけど、例えばこれをきっかけに何らか災害対策を来年以降、強化するとか、あるいは想定マニュアルを作るとか、何らかの想定された動きを今考えていることはありますか。
(市長)
今申し上げるようなことはありませんけど、例えばイベントなんかのときは本当に対策をしっかり考えてやらなければいけないんだろうなという、阿波おどりみたいな大きいイベントだけでなく、全てのことに対してその災害というのを頭に置く比重が大きくなってきたんだろうなと思います。
今おっしゃったように1週間過ぎたら危険がなくなるというものではもう全くないわけですから。ほとんど変わらない。7日と8日だったら多分変わらない。その1週間の確率が、1週間はより高いですよという発表だったわけで、いつ起こるかわからない状態というのもずっと起こるまで続くわけですよね。ですから、当然命を守る、財産を守るというのは私達の一番の大きな仕事なので、しっかり対応しないといけないことというのはあるんだろうと思っております。
(共同通信社)
共同通信です。
阿波おどりのときにインバウンドの方とか外国から来た方がいっぱいいらっしゃったと思うんですけれども、避難誘導図が日本語しかなかったり、何か会場で流れるアナウンスも、2日しか準備期間がなかったので難しかったかもしれないんですが、日本語でばっかり放送されていたりして、ちょっとインバウンドを呼び込んだり実際お遍路とか祖谷の方とか、阿波おどりじゃなくても、インバウンドの方がいっぱいいらっしゃっている中で、外国人などの方に向けての配慮がちょっと足りなかったんじゃないかなと個人的には思うんですけれども、何かそこの点でこれから見直すことが多いかもしれないんですけど、今の時点で何か市長として感じてらっしゃることとか、こうしていけたらいいなと思っていることは何かありますか。
(市長)
表示板の多言語化ということですかね。全部日本語だけだったんですかね。外国の方がわかるような表示というのはすぐ取れる対策かなとは思っております。あと場内放送を、中国語、韓国語、英語と全部言ってたら大変なことになりますので、そのあたりも非常に判断は難しいかとは思いますけれども、ご指摘いただいたことに気を配らなければいけないというのは認識はしております。
(読売新聞社)
4日で100万人の人が来ると阿波おどりは一般的に言われているんですけれども、避難誘導図でスムーズにこの通りに避難できるのかというのはどういう根拠かわかりますか。
(市長)
とにかく川を挟んで、橋が落ちているかもしれないということで、川を挟んでそれぞれ逃げる方向が違うというような避難先になっておりました。
避難誘導というのは、とりあえず桟敷の場合は、揺れが収まるまではそのままその場所で自分を守るということですね。
揺れが収まってから津波が来るまでは1時間ぐらいありますので、それで皆さんを誘導して避難所にという、そういう手順になると思っています。
(読売新聞社)
今後、街中で大勢の人を用意して避難訓練とか、模擬でやるとかそういうことはやるわけにもいかないかもしれないんですけれども、それやって一回確かめて、何人か用意して実際にやってみたり、そういったことはやったことはあるんですか。
(市長)
阿波おどりに関しては実際にやったことはありませんが、一番怖いのは、最初のパニックですね。人が一斉に降りようとすると多分それが一番怖いんですね。将棋倒しとかですね。それが一番怖いのではないかと思います。ですから、皆さんに、最初パニックにならないでという意識も非常に大事かなと思います。
最初、我先にと押し合って飛び出ると多分大変なことになりますので、それぞれがこういう場合にどういう行動をしたらいいのかという意識を持てるような、その意識づけが大事なんだろうなと思います。
(読売新聞社)
もし阿波おどりとか会場内にいるときに地震が起きたりしたらどこに逃げるのかという周知も含めて、群衆雪崩が起きないような呼びかけも、来年度以降反映していくということでしょうか。
(市長)
より良いものにしていきたいとは思いますけど、今どうしますということはちょっと申し上げられません。
とにかくパニックになって慌てないでくださいということですね。津波までは時間がありますということです。まず身を守って、それからゆっくり避難しても間に合いますというそういう意識をしっかりと持っていただけるようにしたいと思います。
(幹事社・四国放送)
四国放送です。
徳島市秘書課の公式Xですが、今フォロワーが70人だと思うんですけど、本物であっていますかというのと、どういう目的で、いつ作られて、何を発信していくかというところをお聞きしたいです。
(市長)
つい最近ですよね。フォロワー70人ですか。皆さんフォローしてください。職員たくさんいるのにフォロー70人ですか。
(市担当者)
秘書課の方から回答させていただきます。
ちょっと具体的な日まではわかりませんが、阿波おどり前ですので、大体8月10日とかそのあたりだと思います。
(市長)
何も詳しいことは決めていなくて。秘書課の人の感覚で出してるというところです。記者会見は出さないんですかね。写真撮っている人がいないので、多分出さないような気はしますけど。
(読売新聞社)
阿波おどりの関係で、南内町演舞場の二部を取材したんですけど、すごい踊り手の方と、あと観客の方がいて、確か避難誘導図を見ますと、周辺にあまり避難場所がない状況だった。例えば藍場浜でしたら、アミコがあったり、紺屋町も飲食店がたくさんあるので避難はできるんですけど、一番人が来るところ、二部とか特にそういう場所だなと思うんですけど、なかなかそこがどうなのかなというところがありまして、反省点は特に今感じていないとおっしゃってたんですけど、ちょっとどうかなと思いまして。
(市長)
(避難場所が)周りになくても時間はありますので、つまり地震でやられなければ、しっかり身を守ることができれば、津波到達までの時間の余裕はあるので、避難場所について南内町演舞場が特にどうとかいう心配はありません。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。
先ほど知事の発言のところで、実行委員会の事務局は県の担当課に対して抗議をしたという報道があるんですが、このような行動と先ほど市長がおっしゃられた知事の指摘を感謝しているという発言がちょっと食い違うような気がするんですけど、その辺りについて教えてください。
(市長)
徳島市の職員が県に対して抗議をしたという事実はありません。あれは誤報と言っていいんじゃないかと私は思います。あの新聞記事を見て、担当職員がすぐに私に連絡をくれました。「確かに連絡はしましたけれども、こういう意図で問い合わせをしただけです」と。つまり知事が看板という言葉を使ってたんで、「知事がおっしゃる看板というのはどこのことですか。何のことですか」という質問をしたというだけです。
電話をかけた職員から直接聞きました。新聞を見たら、「抗議」と書いてあったんでしたか。抗議だの苦情だのなんかそんなイメージで私見たんですけど、それを見て電話をかけた職員がすぐに私に連絡をくれて、「抗議なんかしてません」と。「知事が看板とおっしゃったその看板というのは、どこの部分のことか知りたいので教えてください」という連絡をしたと聞きました。
ですから、何をもって抗議と書かれたのかっていうのは、私もわからないですし、少なくとも電話をかけた本人が、看板のことを聞いただけで決して苦情は言ってないと。私も看板って何のことかなと思ったんですが、フェンスだったんですね。フェンスのことを看板というふうにおっしゃった。それを、確かめるための電話であって、決して「何を言うんだ」とかそんなこと全くないですよ。
本当に誤解しないようにしていただきたいんですけれども、市の職員が阿波おどりの途中に、県に電話をして文句を言わないです。そんなこと言いませんよ。普通でも。県は知事の発言を受けて検査にも来てくれたりしてるわけですから。とにかく看板がどこだったのか知りたいという電話だったんで、文句を言ったり、抗議したりというのは全くないということです。
間違えないようにしてくださいよ。これ大きな問題だと思います。抗議したと言われて、電話した職員がちょっと戸惑っていました。びっくりしてました。
決してそんな言い方もしていないし、私はちゃんと聞いただけだという説明を新聞記事を見た後、本人からすぐに受けました。
(徳島新聞社)
あの記事の内容を見ますと、市の方といいますか、実行委員会としては県のお墨付きをもらったと。県のお墨付きをもらったのに知事が風評被害に繋がるようなことをおっしゃったことに対して心外だという意味で結構自然かなと受け止めておったんですけど、実行委員会の認識としてはそれ自体もちょっと違うということなんでしょうか。
何となく市は、現場は、きっちりとやったのに、知事の言っていることは心外ということは自然かなと思うんですが、それ自体も違うんでしょうか。
(市長)
それぞれ感じたことはあると思いますけど、今回はその抗議についての話ですけど、抗議はしてないです。個人がどのように感じたかっていうのはそれぞれ感じていることはあるかと思いますけど、あの抗議という件に関しては、私が抗議したいぐらいですよ。問い合わせをしただけっていうのを間違わないでいただきたいと思います。
(徳島新聞社)
事実関係としては、抗議はしていないということですね。
(市長)
はい。
(朝日新聞社)
今回は南海トラフ臨時情報の中での阿波おどりでしたけども、成功だったとお考えですか。
(市長)
はい。皆さんよくやっていただいて、成功だったと言っていいと思います。
(幹事社・四国放送)
他ないでしょうか。では定例会見、これで終了とさせてください。ありがとうございました。
(市長)
お疲れさまでした。
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