更新日:2024年7月19日
自転車は、通勤・通学や買物といった日常生活において、身近で便利な交通手段として親しまれてきました。また、日常生活での交通手段としてだけでなく、自動車から自転車への転換による環境負荷の低減や渋滞の緩和、健康増進などの効果も有しており、これらの問題解決策として自転車には大きな期待が寄せられています。
さらに近年、訪日外国人旅行者の増加などにより、従来の「見る観光」から「体験する観光」へ観光需要が移行している中、気軽に地域を巡りつつ、地域の魅力を身近に感じることができる地域密着型サイクリングツアーが大きな注目を集めており、今後自転車の役割は更に拡大すると予想されています。
その一方で、交通事故の全体件数は減少傾向にあるにもかかわらず、自転車交通事故件数は横ばい傾向にあることや、自転車関連事故による高額な損害賠償事例の発生、利便性の高い駐輪施設の不足による路上への不法駐輪問題、サイクリストの受入環境不足、電動アシスト付自転車やタンデム自転車といった自転車の多様化への対応など、自転車に関連する様々な課題への対策が求められています。
これらの背景から、平成24年には「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」(平成28年一部改訂)が発表され、平成29年5月には「自転車活用推進法」の施行、平成30年6月には同法に基づいた「自転車活用推進計画」の閣議決定、令和元年9月には「ナショナルサイクルルート制度」の創設や社会情勢の変化等を踏まえ、持続可能な社会の実現に向けた自転車の活用の推進を一層図るため、令和3年5月に「第2次自転車活用推進計画」が策定されました。さらに、徳島県では令和元年12月に「徳島県自転車活用推進計画」、令和5年9月に「第2次徳島県自転車活用推進計画」が策定されたところです。
本市では、平成21年度から「すいすいサイクル事業」に着手し、自転車歩行者道の整備に取組んできました。しかし、近年の自転車を取り巻く情勢の大きな変化に対応するため、「走る」「守る」「停める」「活かす」をキーワードに、「誰もが安全で快適に自転車を利用できるまち」の実現を目標とした「徳島市自転車安全利用促進計画」を平成30年度に策定しました。
このたび、自転車の更なる利活用を推進し、より実効性のあるものへと発展させるため、「徳島市自転車安全利用促進計画」の施策をより具体化し、令和2年に策定した「徳島市自転車活用推進計画」の評価指標の状況を把握するとともに計画達成度の検証を行い、取組内容の見直しなど、後期の取組方針を再検討しました。
徳島市自転車活用推進計画(概要版)(PDF形式:1,321KB)
本計画は、徳島市市民参加基本条例に基づき、以下の市民参加手続きを実施します。
道路建設課 施設係
〒770-8571 徳島県徳島市幸町2丁目5番地(本館5階)
電話番号:088-621-5334
ファクス:088-655-4999
道路建設課
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