「ひょうたん島フィールドテーマパーク構想」ワークショップ
最終更新日:2023年12月18日
中心市街地活性化基本計画に基づく取組みを、市民、事業者、行政が連携して進めるため、民間事業者やNPO法人、大学生など幅広い事業主体の参画により、中心市街地活性化に係るワークショップを開催しました。
ひょうたん島フィールドテーマパーク構想とは
フィールドテーマパーク構想
中心市街地活性化基本計画は5年間の計画ですが、さらに長期的なビジョンを関係者や市民が共有した上でまちづくりに取り組むことが重要であるため、中心市街地の将来ビジョンとして「ひょうたん島フィールドテーマパーク構想」を掲げ、街全体を一つのテーマパークと見立てた統一的な世界観を創造するまちづくりに取り組むこととしています。
これは、中心市街地をこれまでのように「買い物に行く場所」としてではなく、「遊びに行く場所」として捉え直そうとする試みであり、基本計画のキーコンセプトである「ダイバーシティ」と「イノベーション」の実践例として国内を代表するテーマパークを想定することで、まちづくりの目標や評価軸を明確化するものです。
徳島市の中心市街地は、城下町として発展した歴史を有することから、その中で育まれた阿波おどり、水都、藍、浄瑠璃、食文化などの阿波の文化をテーマとし、「わくわくする体験」を提供できるまちづくりに取り組みます。
開催結果
回 | 開催日 | テーマ | 参加人数 |
---|---|---|---|
第1回 | 令和3年7月9日(金曜日) |
ひょうたん島の楽しみ方の発掘 |
23人 |
第2回 | 令和3年7月30日(金曜日) |
ひょうたん島の楽しみ方の発信 |
19人 |
ひょうたん島フィールドテーマパーク構想 ワークショップニュースレター
ワークショップで使用した資料など、詳細はページ下部の結果報告書をご覧ください。
第1回の内容
- 各グループのグループワークでは、阿波おどり、眉山などの誰もが知っている阿波文化から、イベントや店舗などの盛り上がりつつある阿波文化まで、さまざまな資源が出されました。
- 特に、各グループとも、川・水辺・海・島に関する意見が多く、これらの資源が徳島のまちなかの象徴的な資源として認識されているといえます。
- また、まちなかの資源は、中心市街地活性化基本計画区域内の広い範囲で確認されましたが、特に、中央公園周辺、駅南側~新町川周辺に集中しており、まちなかの活性化に資する重要なエリアであるといえます。
- さらに、それぞれの資源に触れられる場面としては、「活動・イベント」、「場所」、「モニュメント・デザイン・もの」に関するものが多いですが、それらの資源をより印象付けたり、資源をつなげる要素として「人」に着目する意見も多く挙げられていました。
- 各グループにおける議論を基にとりまとめたまちなかの方向性を踏まえ、フィールドテーマパークについて考えるキーワードを次のとおり整理しました。
- 自転車で、歩いて、まちなかをめぐる楽しみ
- 拠点をつなぐ、魅力をつなぐ
- 観光ではない、日常やちょっとした余暇時間を過ごす仕掛けづくり
- イベントのにぎわいを増やし、まちに広げる
- いまある良いところを活かす、おすすめをPR・情報発信する
- いまできることから始め、ターゲット・戦略を練って思い切ったことにもチャレンジする
第2回の内容
- 第1回ワークショップの内容に加え、参加者が日頃感じている問題意識等から、多様な事業アイデアが出されました。
- 各グループにおける意見等を踏まえ、まちなかの資源を活用した事業アイデアについて次のキーワードを整理しました。
Aグループ
- まちのスキマ(公共空間)を使う
Bグループ
- 水上タクシーをキーにした交通ネットワーク
- 子どもはまちなかキッザニア、親御さんはリバーフロントワーク
- まちや川辺を健康づくりの場に
- 遊休不動産の活用
- ひょうたん島(川)を軸にまちを楽しむ
Cグループ
- いまある資源を学びの場として活用・ネットワーク化
- ターゲットを設定し特化した取組
Dグループ
- 「藍」をキーワードに、まちなかをまちの資源を「身近に感じられる」場所に
- 全体交流・ディスカッションでは、意見交換を通じて各自のアイデアがブラッシュアップされるだけでなく、郊外との対比によるまちなかの価値の創出、資源とニーズをマッチングする人材等、まちなかのあり方や事業を実現するために必要な要素等についても意見が出されました。
- また、事後アンケートでは、交流機会の継続、ワークショップで終わらせないための取組・市の支援等について意見が寄せられており、今後対応を検討する必要があるといえます。
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