季節のおすすめ魚介類
最終更新日:2017年1月6日
春
わかめ
ヨードとカルシウムが豊富で、鉄分などのミネラルも多く含まれています。春には若い生のわかめが出回りますが、ほとんどは塩蔵か乾燥わかめです。めかぶもわかめの一種です。色の濃いものを選び、塩蔵わかめは冷蔵庫で、乾燥わかめは湿気を避けて保存します。
さわら
さわらは良質のたんぱく質や脂質のほか、EPA、DHA、タウリンなどを含んでいます。体長1メートルにもなる大型魚なので、切り身で買うことがほとんどです。皮や肌がみずみずしく、張りがあり、斑点が鮮やかなものを選びます。身に透明感があり、弾力のあるものは新鮮です。
真鯛
真鯛は赤色の美しい魚で、岸からあまり離れていない岩礁地帯にすむ。日本では古くから「魚の王」として賞味されている。「腐ってもタイ」という言葉があるように、タイは古くなっても比較的味が落ちにくい。頭の付近のうろこが青く光るもの、生臭みのないものを選びましょう。
夏
たちうお
たちうお(太刀魚)は、体が刀のように平たくて長く、銀白色をしているのでこの名前があります。最大で1.5メートルくらいの長さにあります。脂質が比較的多く、不飽和脂肪酸が含まれています。また、油溶性ビタミンA、D、Eも含まれています。切り身で出回り、表面に傷がなく、銀白色に光っているもの、身のつやがよいものが良品です。
ハモ
ハモは見た目どおり大きく分けるとうなぎやアナゴと同じ仲間に属します。国産物では西日本各地、中でも和歌山県、徳島県、愛媛県、山口県、長崎県などから出荷されている。ハモには、コンドロイチン硫酸、DHA、EPAなどがたっぷり含まれており、小骨も骨切りするだけで一緒に食べてしまうのでカルシウムも摂り易いです。
あゆ
あゆのおいしさは内臓の香りと苦味にあるので、内臓の抜いていない新鮮なものを選ぶ。腹を押さえて固いものが新鮮です。ビタミンA、カルシウム、リン、脂肪が豊富に含まれています。
あじ
種類は真あじ、むろあじ、しまあじなどがあり、真あじはあじの中でもっとも水揚げ量が多い。たんぱく質、コレステロールを下げるEPAを含みます。真あじのエキス分にはアラニン、グリシン、グルタミン酸などの遊離アミノ酸が多く含まれ、これらのエキス分と脂肪が混ざり、独特のうまみがあります。目が澄み、身に光沢とはりがあるものが新鮮です。
秋
ぼうぜ
正式名称はイボダイ。エボダイとしても通っています。徳島はぼうぜの宝庫で秋から冬にかけては誰もが口にする有名な魚です。焼き魚、煮魚に良し、またぼうぜの姿鮨は徳島の秋には欠かせない食材です。
いわし
いわしはニシンの仲間で、真いわし、うるめいわし、かたくちいわし等の種類があります。真いわしの脂は血液凝固を抑制して、血管系の病気の予防に効果があるといわれるEPAや、脳を活性化するDHAを豊富に含みます。うろこが多くつき、腹がしっかりしているものを選びましょう。
たこ
食用のたこでもっとも多く知られているのが真だこで、国内産は高級品とされています。アミノ酸の一種のタウリンが豊富で、脂質、糖質が少なく良質なたんぱく質をふくんでいます。生の場合は、吸盤が吸いつくようなものを、ボイルものなら皮がはげていないものを選びましょう。
さば
よく見かけるのは、マサバとやや小型のゴマサバの二種類です。たんぱく質、鉄分、ビタミンB1、B2が豊富で、脂肪にはEPA、DHAが含まれています。そのほか、ヒスチジン、リジン、グルタミン酸、イノシン酸などのうまみ成分を多く含んでいます。目が済んでいて、皮に張りがあり、腹がしっかりした太めのものを選びましょう。
冬
かき
かきは「海のミルク」といわれるほど栄養に富んでいます。吸収のよい有機銅が多く含まれているので貧血予防に有効であり、またタウリンも多いので、コレステロール、血圧効果作用も期待できます。身に傷がなく、形がはっきりしているもの、乳白色の光沢があるものを選びましょう。
よこわ
よこわはクロマグロ(通称本マグロ)の幼魚。輪のような淡い色の横じまがあることからよこわと呼ばれており、秋から冬にかけて捕れます。ちいさくてもマグロであるため、赤身のおいしさは成魚に引けをとりません。
まぐろ
まぐろはたんぱく質が豊富で、ビタミン、ミネラル、健康に有効なEPA、DHAも多く含まれています。さくで出回り、大トロ、トロ、中トロ、赤身の順で脂肪が少なくなります。さくは色が鮮やかで、きめこまかなものを選びましょう。
ぶり
ぶりは成長に伴って名前が変わる出世魚です。ぶりのうまみは、脂肪とヒスジンなどのエキス成分によるものです。たんぱく質、脂肪、ミネラル、ビタミンなどに富んでいます。ぶりの切り身は、身に弾力があり、血合の色の鮮やかなものを選びましょう。
この情報はお役に立ちましたか?
お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。